高知県庁と裁判所の中間の南向かいに、ブティックがあります。

2021年6月末撮影

喫茶店「蒼乃屋」の北隣です。

2021年6月末撮影

これ以降の写真（購入品を除く）は、2021年5月中旬から6月初旬の撮影です

主に服を扱う「Quilt－Quilt（キルト－キルト）」とバッグや靴、アクセサリーを扱う「ART／BERG（アート／バーグ）」。

2店舗の経営者は、お母さんと息子さんとのこと。

筆者はたまたま近くを通りがかってお店の存在に気づいたのですが、こちらのお店に公式HPやInstagramなどはなく、LINEで友だち登録をした人に入荷商品の案内が送られてくる、というスタイルをとっています。

過去にはHPを開設したりネット通販を行ったりもしていましたが、実物と写真の色味の差異への対応も手間がかかるうえ、そちらに手をかけると実店舗での対応がおろそかになると感じ、やめたとのこと。

平日は県庁・市役所といった近辺に勤める人などが昼休み中にサッと寄って選んでいき、土曜日は高知市外の遠方からの来店客が多いそうです。70歳過ぎになる40年越しのお客さんや、親子2～3代で高校生の娘さんも連れて来店するお客さんも。世代を問わず長年に渡り信頼を得ているお店であることがうかがえます。

40代前半の筆者も、服や靴を提案してもらうことにしました。「取材のような仕事でも使えて、ちょっとしたお出かけにも着られる服」をリクエストしたところ、サッと出してもらったのが、こちら。（写真は購入持ち帰り後の撮影です。）

せっかくなので、服に合う靴やカバン、ベルトも提案してもらい、購入しました。

これまで基本的に襟のない服を着ることが多かった筆者。しかし、ご店主は「あなたは襟のある服の方が似合うと思いますよ。」とのこと。たしかに、自分でも似合っていると感じました。また、身長が150㎝台前半の筆者ですが、ウエスト位置を高く見せられて、スラリとした印象になりました。

こちらのふんわりとしたシルエットの半袖シャツも勧めてもらい、購入しました。（実際はもう少し淡い色味です。）ボタンを外して上の写真のシャツとパンツに合わせてもいいですし、ボタンを閉じて、手持ちのラフなコットンワンピースの上に着ると、少しきちんとした印象になるなど、使い勝手がよく、重宝しています。

また、ボトムスの丈の長さによってはシャツの袖を少し折り曲げてくれることも。すると、全体のバランスがよくなり、一気におしゃれな着こなしになりました。ご店主は「とにかくバランスが大事。」と話します。

筆者も実際にコーディネートを提案してもらったことで、このお店が信頼を得ている理由がわかりました。

特にベージュのシャツは、自分で選ぶことはなかったけれど、気に入って、さっそく活躍しています。また、服だけでなく、鞄や靴、アクセサリー類も扱っているので、トータルコーディネートをしてもらえることも魅力です。

何より「お客さんにきれいになってほしい」という思いが根底にあることが感じられます。長年通っているお客さんも多いのですが、「同じ人でも体型などに変化があるし、好みも変わるもの。」と言い、「その人によい意味での驚き、喜びを提供したい。」と話します。

もともとデザイナーで、過去には洋服ブランド「NEWYORKER（ニューヨーカー）」などのメーカーにデザインやパターンを売っていたこともあるご店主さん。だからこそ、豊かな商品知識も味方に、その人に似合うコーディネートを提案できるのだと思われます。

こちらのお店では、サイズ直し（他店で購入した商品も可）や、古着や着物のリメイクの注文も受け付けています。

ネット通販など衣類の購入方法の選択肢も増えている昨今。

確かな提案力を持つプロに見立ててもらえる実店舗は貴重です。

興味のある方は、ぜひ立ち寄ってみてはいかがでしょうか。

営業時間は12時～19時。定休日は日曜日です。（2021年6月現在）

「Quilt－Quilt」「ART／BERG」の場所は、こちら↓

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