【高知市】まるで秘密基地。県立文学館内「こどものぶんがく室」では積み木ツリーや絵本が無料で楽しめます。

高知城下、藤並の森の奥に立つ高知県立文学館

2021年6月、高知県立文学館内「こどものぶんがく室」は積み木ツリーや絵本もある秘密基地のような場所。しかも無料で利用できる。

館内1階に「こどものぶんがく室」という、無料で利用できる部屋があります。

絵本だけでなく積み木ツリーや小さなボールもあり、子ども心をくすぐる居心地の良い場所ですので、ご紹介します。

2021年6月、高知県立文学館内「こどものぶんがく室」は積み木ツリーや絵本もある秘密基地のような場所。しかも無料で利用できる。

文学館の入口を入って右手にある「こどものぶんがく室」。

今回は、リニューアルを手がけた学芸課の岡本美和さんに案内していただきました。

2021年6月、高知県立文学館内「こどものぶんがく室」は積み木ツリーや絵本もある秘密基地のような場所。しかも無料で利用できる。

靴を脱いで上がるので、赤ちゃんや小さな子どもがいても、リラックスして過ごせます。

2021年6月、高知県立文学館内「こどものぶんがく室」は積み木ツリーや絵本もある秘密基地のような場所。しかも無料で利用できる。

入室してまず目を引くのが、大きな木。高さ約250㎝、直径約60㎝の積み木ツリーです。

木の土台には高知県産の杉が、積み木には高知県産ひのきが使われています。

2021年6月、高知県立文学館内「こどものぶんがく室」は積み木ツリーや絵本もある秘密基地のような場所。しかも無料で利用できる。

上を見上げ、改めて眺めると、思わず「これ、すごいですよね・・・。」と感嘆の声が漏れる筆者。岡本さんは、「積み木のことばかり考えていた1年でした。」と明るく笑います。

下から4段目までは、磁石のついた積み木を自由に取り外して遊べますよ。

2021年6月、高知県立文学館内「こどものぶんがく室」は積み木ツリーや絵本もある秘密基地のような場所。しかも無料で利用できる。

円周に沿って直線の積み木を貼り付けられるよう、寸法も計算し尽くされているのだそう。木工品などの製造販売を行っている大川村の「協同組合木星会」などの協力で実現した大作です。

5段目から上は落下の危険を考え、接着材で積み木を固定。その接着材も、天然素材である「膠(にかわ)」を用いるなど、安全性も考慮された作りとなっています。積み木は1つひとつ、スタッフ皆で地道に貼り付けていったそうです。

2021年6月、高知県立文学館内「こどものぶんがく室」は積み木ツリーや絵本もある秘密基地のような場所。しかも無料で利用できる。

2021年6月、高知県立文学館内「こどものぶんがく室」は積み木ツリーや絵本もある秘密基地のような場所。しかも無料で利用できる。

ツリーにだけでなく、箱の中にも寸法の長い積み木や円形の積み木などがたくさん入っており、子どもも大人も創造する心をかき立てられます。

2021年6月、高知県立文学館内「こどものぶんがく室」は積み木ツリーや絵本もある秘密基地のような場所。しかも無料で利用できる。

こちらは「高知の児童文学作家」のコーナーです。やなせたかしさんはもちろんですが、西村繁男さんや田島征彦・征三さん兄弟などが紹介されており、ずらりと並ぶ著作は大人が読んでもおもしろいものばかりです。

2021年6月、高知県立文学館内「こどものぶんがく室」は積み木ツリーや絵本もある秘密基地のような場所。しかも無料で利用できる。

こちらは、過去の企画展に関わる本を集めたコーナーです。鳩時計が30分ごとにかわいく鳴くのも、心を和ませてくれます。小さな子どもも喜びますよ。

2021年6月、高知県立文学館内「こどものぶんがく室」は積み木ツリーや絵本もある秘密基地のような場所。しかも無料で利用できる。

「こどものぶんがく室」のコンセプトは、「藤並の森の秘密基地」。小上がりのスペースにも、さまざまな趣向が凝らされています。

2021年6月、高知県立文学館内「こどものぶんがく室」は積み木ツリーや絵本もある秘密基地のような場所。しかも無料で利用できる。

奥まったところに小さなソファが置かれていたり、小屋の中や下に少し身を隠すことができたりと、子ども心をくすぐる作りがなされています。

2021年6月、高知県立文学館内「こどものぶんがく室」は積み木ツリーや絵本もある秘密基地のような場所。しかも無料で利用できる。

ソファ横の引き出しを開けると、色とりどりのボールが。開けるときの子どもたちのワクワクを裏切らない、ちょっとした心遣いが嬉しくなります。

2021年6月、高知県立文学館内「こどものぶんがく室」は積み木ツリーや絵本もある秘密基地のような場所。しかも無料で利用できる。

こちらは主に高知の民話のコーナー。高知の民話研究の第一人者、市原麟一郎さん監修のパネルも展示されています。

2021年6月、高知県立文学館内「こどものぶんがく室」は積み木ツリーや絵本もある秘密基地のような場所。しかも無料で利用できる。

2021年6月、高知県立文学館内「こどものぶんがく室」は積み木ツリーや絵本もある秘密基地のような場所。しかも無料で利用できる。

そして、この肌触りのよい丸テーブルと椅子。子どもが使いやすい高さです。
特に驚いたのが、椅子の仕組み。

2021年6月、高知県立文学館内「こどものぶんがく室」は積み木ツリーや絵本もある秘密基地のような場所。しかも無料で利用できる。椅子を逆さまにすると座面の高さが変わることになり、体格によって高さを2段階で選べるようになっているのです。

2021年6月、高知県立文学館内「こどものぶんがく室」は積み木ツリーや絵本もある秘密基地のような場所。しかも無料で利用できる。

さらに上の写真のように横に倒せば、大人が座ってもよいそうです!

2021年6月、高知県立文学館内「こどものぶんがく室」は積み木ツリーや絵本もある秘密基地のような場所。しかも無料で利用できる。

また、外には出られませんが、このように中庭が見えるガラス戸があります。室内から緑や空が少し見えるだけでも、気分がずいぶん違うものではないでしょうか。

2021年6月、高知県立文学館内「こどものぶんがく室」は積み木ツリーや絵本もある秘密基地のような場所。しかも無料で利用できる。

授乳室もあります。(授乳室は土足OKです。)カーテンで2部屋に仕切ることができます。1部屋にはソファが、もう1部屋には机と椅子が置かれています。

2021年6月、高知県立文学館内「こどものぶんがく室」は積み木ツリーや絵本もある秘密基地のような場所。しかも無料で利用できる。

「こどものぶんがく室」を出て左奥には多目的トイレがあります。下の写真のように、子ども用便座や男児用小便器、おむつ交換用ベビーシートもあります。

2021年6月、高知県立文学館内「こどものぶんがく室」は積み木ツリーや絵本もある秘密基地のような場所。しかも無料で利用できる。

2021年6月、高知県立文学館内「こどものぶんがく室」は積み木ツリーや絵本もある秘密基地のような場所。しかも無料で利用できる。

学芸課の岡本さんは、「こどものぶんがく室」について、おもに未就学の子どもが心地よく過ごせる場所を目指したと言い、「幼いころから文学館に通うのが当たり前になってくれたら、嬉しい。通っているうちに、本などに関心を持つきっかけが生まれれば、と考えています。」と話します。

雨の日や暑さの厳しい日などにも楽しめる場所だと思います。

無料ですので、ぜひお気軽に立ち寄ってみてはいかがでしょうか。

2021年6月、高知県立文学館内「こどものぶんがく室」は積み木ツリーや絵本もある秘密基地のような場所。しかも無料で利用できる。

また、2021年7月3日(土)からは、新しい企画展「もっと!ノンタン みんなだいすき!」が始まります。こちらも興味のある方は、ぜひ!

詳細は、以下高知県立文学館HPをご覧ください。

・「ノンタンが文学館へやってきます!

・「刊行45周年記念 ノンタン絵本の世界展 もっと!ノンタン みんなだいすき!

 

「こどものぶんがく室」がある「高知県立文学館」の場所は、こちら↓

2021/06/30 14:55 2021/06/30 14:55
サマチル

号外NETの広告出稿はこちら

号外NETメルマガ

号外NETゲームポータル

号外netは持続可能な開発目標(SDGs)を支援します

号外netへの提供提供求む!

号外net 全国で地域ライター募集