【高知市】大正14年創業の大橋通り商店街の「本池澤」が9月末に閉店。お疲れ様でした。

最近お店の閉店や休業が相次いでいる高知市中心部の大橋通り商店街。昔から当たり前にあったお店が、次々となくなっていくのを見て、寂しさを感じている方も多いのではないでしょうか?

2025年9月末に閉店した大橋通り商店街の「本池澤」の外観

そんな大橋通り商店街のお店がまた1つ閉店したようです。大正14年に創業した老舗魚屋「本池澤」がその歴史に幕を下ろしました。

大橋通り商店街の「本池澤」が閉店。オンラインショップも営業終了

2025年9月末に閉店した大橋通り商店街の「本池澤」の外観

「本池澤」があるのは高知市中心部にある大橋通り商店街(住所は高知市本町2丁目)。商店街の真ん中にある十字路にお店がありました。

大橋通り商店街の様子

※2025年の土曜夜市の様子

毎年夏に行われる土曜夜市など、地域のお祭りでもお店を営業しており、商店街の賑わいに一役買っていました。

2025年9月末に閉店した大橋通り商店街の「本池澤」の外観

そんな「本池澤」が閉店したのは2025年9月末。公式ホームページの告知によると、オンラインショップも同日営業終了しているようです。

※ひろめ市場の本池澤(2025年10月下旬撮影)

「本池澤」は観光スポットとして人気のひろめ市場にもお店がありました。ひろめ市場のスタッフの方に確認したところ、こちらのお店も閉店したそうです。

3つの魚屋「池澤」はそれぞれ独立した企業

2025年9月末に閉店した大橋通り商店街の「本池澤」の外観

高知市内には「池澤」と名がつく魚屋さんが3軒あります。大橋通り商店街の「本池澤」、「池澤鮮魚」、そして上町にある「上町池澤本店」です。同じ”池澤”という名前が入っているので、この3店舗を系列店、姉妹店と思っている方も多いかもしれませんが、この3店舗、実はそれぞれの経営者が営む独立した、お互いに何の関係もないお店なのです。

「池澤」の名前がつくお店の現在(2025年10月下旬時点)の状況を整理しました。

店舗名 創業年 住所 備考
本池澤 1925年(大正14年) 高知県高知市本町2-1-19
大橋通り商店街
2025年9月末閉店
池澤鮮魚 1919年(大正8年) 高知県高知市本町2-1-19
大橋通り商店街
2025年10月初旬時点で改装のため休業中
店頭にて2026年2月リニューアルオープン予定の掲示あり
上町池澤本店 明治創業150年 高知県高知市上町4丁目3-11 通常営業中

 

2026年2月にリニューアルオープン予定の大橋通り商店街の「池澤鮮魚」の様子
高知市中心部・大橋通り商店街は、昔から「土佐の台所」と呼ばれて親しまれてきました。昔ながらの魚屋さんや青果店、 …

3店舗ともに「池澤」という名前が入っているので混同してしまいそうになりますが、間違いないように注意しましょう。

長い歴史に幕。お疲れ様でした

2025年9月末に閉店した大橋通り商店街の「本池澤」の外観

大橋通り商店街の顔のひとつだった「本池澤」。約100年にわたって地域に親しまれたお店がなくなってしまうのは、やっぱり寂しいですね。長い間、本当にお疲れさまでした。

情報のご提供ありがとうございました

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