【高知市】お土産にぴったり♪朝ドラ「あんぱん」と一緒に老舗菓子店・浜幸の「ぼくらはみんないきている」に注目！

2025/05/05 06:59

今、高知県が熱い！　2025年春、NHKの連続テレビ小説（以下、朝ドラ）「あんぱん」の放送がスタートしました。「あんぱん」と言えば、「アンパンマン」の作者・やなせたかし先生とその奥様の暢（のぶ）さんをモデルにした朝ドラ。そのやなせ先生の出身地である高知県に、全国から注目が集まっています。

2025年3月31日に放送が始まったNHK連続テレビ小説「あんぱん」のポスター

やなせ先生のファンだった方や、朝ドラ「あんぱん」で興味を持った方、お子さんやお孫さんが「アンパンマン」に夢中な方など、2025年はそんな方々が多く高知県を訪れています。高知県は自然も美しく、食べ物も美味しくて、観光先としては人気。「あんぱん」効果で2025年は観光客が大幅に増えると予想されています。

観光に来たらやなせ先生の縁の地や「アンパンマン」に関する施設を回って、美味しいものも食べて……。楽しい時間を過ごし、最後に考えるものと言えばお土産ですよね。家族に友達に、職場の仲間に、それに、自分へのご褒美にも。「何かいいお土産を買って帰りたいな～」とお考えの方にぴったりの一品があります！

2025年3月31日に放送が始まったNHK連続テレビ小説「あんぱん」に合わせて浜幸が開発したお菓子「ぼくらはみんないきている」

その名も「ぼくらはみんないきている」。昭和27年（1952年）創業の高知県の老舗菓子メーカー・浜幸（はまこう）が手掛けた、朝ドラ「あんぱん」に合わせて、2024年9月1日に発売されました。赤くて大きな手のひらの絵が目を引くパッケージですね！　一体どんなお菓子なんでしょうか？

高知の老舗菓子店・浜幸

今回は株式会社浜幸の代表取締役社長・浜田幸広（はまだゆきひろ）さんに「ぼくらはみんないきている」について取材をさせていただきました！「ぼくらはみんないきている」に詰めた思いやこだわりをご紹介いたします♪

※本記事に掲載している写真は2025年4月上旬に撮影したものが含まれています。

高知県の老舗菓子店・浜幸はどんなお店？

高知の老舗菓子店・浜幸の代表銘菓

浜幸（はまこう）は、昭和27年（1952年）に創業した高知県の老舗菓子店。地元高知の素材を生かした和洋菓子を手掛けています。「土佐銘菓かんざし」や「白花栴檀（しろばなせんだん）」などの代表銘菓があり、高知のお土産の定番。観光客だけでなく、お土産や贈答用のお菓子として、地元・高知県民から親しまれています。

※浜幸大津工場直売店

浜幸の信念は、「地元・高知の役に立ちたい。」創業以来持ち続けている信念であり、その信念に従って新しい美味しさを目指し、常に進化し続けています。

高知の老舗菓子店・浜幸

そんな浜幸が、2025年春の朝ドラ「あんぱん」の放送に合わせて開発したお菓子。それが「ぼくらはみんないきている」です。

絵本のようなパッケージに込められた想いとは？

2025年3月31日に放送が始まったNHK連続テレビ小説「あんぱん」のポスター

「ぼくらはみんないきている」は、高知県の老舗菓子店・浜幸が朝ドラ「あんぱん」に合わせて開発したお菓子です。「あんぱん」の放送が発表されてすぐに開発に向けた準備を開始。それに当たって、やなせ先生や奥様の暢さんの生い立ちや経歴について徹底的に調べたそうです。そうして完成したのが「ぼくらはみんないきている」。こちらの商品は2024年9月から販売が始まりました。

2025年3月31日に放送が始まったNHK連続テレビ小説「あんぱん」に合わせて浜幸が開発したお菓子「ぼくらはみんないきている」

このお菓子の「ぼくらはみんないきている」という名前。どこかで聞いたことがありますよね？　そう、これはやなせ先生が作詞を務めた「手のひらを太陽に」という楽曲の歌詞の一部なんです！

2025年3月31日に放送が始まったNHK連続テレビ小説「あんぱん」に合わせて浜幸が開発したお菓子「ぼくらはみんないきている」

やなせ先生と言えば漫画家で「アンパンマン」のイメージが強いかと思いますが、実はそれ以外にも幅広い仕事をたくさんされており、多くの作品があります。「アンパンマン」が初めてやなせ先生の作品に登場したのは1969年ですが、「手のひらを太陽に」の作詞が行われたのは1961年。今では「手のひらを太陽に」は音楽の教科書に掲載されるなど、全国的にスタンダードな楽曲として知られています。

2025年3月31日に放送が始まったNHK連続テレビ小説「あんぱん」に合わせて浜幸が開発したお菓子「ぼくらはみんないきている」

赤くて大きな手のひらのイラストが印象的な外箱デザイン。これは、フレーベル館から出版されている絵本「手のひらを太陽に」の表紙イラストが使われているんです！　全体のパッケージも絵本型になっていて、その世界観を大切に再現しています。

2025年3月31日に放送が始まったNHK連続テレビ小説「あんぱん」に合わせて浜幸が開発したお菓子「ぼくらはみんないきている」

ちなみに、浜幸の直営店ではこちらの絵本「手のひらを太陽に」を販売しているお店もあります。「ぼくらはみんないきている」と一緒にお土産にもオススメです♪

2025年3月31日に放送が始まったNHK連続テレビ小説「あんぱん」に合わせて浜幸が開発したお菓子「ぼくらはみんないきている」

3個入りタイプにも、同じ絵本のイラストが描かれています。ハンドバッグのような形になっていて、持ち歩きたくなるような可愛らしさです！

2025年3月31日に放送が始まったNHK連続テレビ小説「あんぱん」に合わせて浜幸が開発したお菓子「ぼくらはみんないきている」

ところでこのパッケージはどうしてハンドバッグ型になっているのでしょうか？　これは開発にあたって調べた暢さんのエピソードを元にして作ったそう。ドラマにも登場するエピソードなのでしょうか？　気になります！

2025年3月31日に放送が始まったNHK連続テレビ小説「あんぱん」に合わせて浜幸が開発したお菓子「ぼくらはみんないきている」

パッケージの中身は個包装。お土産として配りやすいですね。こちらの個包装のイラストも絵本「手のひらを太陽に」のイラストが使用されています。

2025年3月31日に放送が始まったNHK連続テレビ小説「あんぱん」のポスター

パッケージからしてこだわり満載の「ぼくらはみんないきている」。次は肝心の中身についてご紹介します！

“ゆずあんぱん風まんじゅう”って？「ぼくらはみんないきている」の味わい紹介

では、早速「ぼくらはみんないきている」がどんなお菓子かご紹介していきます！

2025年3月31日に放送が始まったNHK連続テレビ小説「あんぱん」に合わせて浜幸が開発したお菓子「ぼくらはみんないきている」

「ぼくらはみんないきている」は、高知県産のゆずを使用した「ゆずあんぱん風のおまんじゅう」です。見た目は可愛らしい丸みが特徴の小さなあんぱんといった雰囲気。アクセントは真ん中に乗ったゆずのピール。おまんじゅうの中身は粒あんです。

2025年3月31日に放送が始まったNHK連続テレビ小説「あんぱん」に合わせて浜幸が開発したお菓子「ぼくらはみんないきている」

生地がとてもふっくらしているので、ベチャベチャにならないよう、中に入っている粒あんは水分量を調整しながら何度も何度も繰り返し試作。その甲斐あって、生地はふんわり、中身の粒あんはしっとりの絶妙な配合に辿り着いたそうです！

2025年3月31日に放送が始まったNHK連続テレビ小説「あんぱん」に合わせて浜幸が開発したお菓子「ぼくらはみんないきている」

おまんじゅう生地の真ん中に乗っているのはゆずのピール。ゆずは実はやなせ先生の出身地である現在の高知県香南市香北町の名物！　それにちなんで高知県産のゆずピールをアクセントに使用したそう。生地や粒あんの風味を邪魔しないように、ゆずピールは控えめに。ゆずの味が主張しすぎない、でもそこに確かにゆずを感じる絶妙なバランスに仕上がりました！

2025年3月31日に放送が始まったNHK連続テレビ小説「あんぱん」に合わせて浜幸が開発したお菓子「ぼくらはみんないきている」

こちらが「ぼくらはみんないきている」です。小さくてまん丸いフォルムがとっても可愛い！　食べてみるとおまんじゅうの中の粒あんの存在感がすごかったです！　思っていたよりもずっしり詰まっていたので、見た目よりも食べ応えがありました。生地はしっとり中身はずっしり！　優しいけどどこか力強い味わいで、とっても美味しいです！