【高知市】今年2025年も開催!3月20日に神社で山ノ端町の神社で「Tahutom(たふとむ)」アップサイクルファッションショーが行われます♪
昨年2024年3月24日。しとしとと小雨が降る中、高知市山ノ端町のとある神社でファッションショーが行われました。ショーの名前は「Tahutom(たふとむ)」。「さき編み」という伝統技法などでアップサイクルされた衣装を使ったファッションショーです。
【高知市】山ノ端町の神社でファッションショー「Tahutom(たふとむ)」開催!アップサイクルで生まれ変わった華麗なる衣装をお見逃しなく!

※「Tahutom(たふとむ)」アップサイクルファッションショー(2024年の様子)
カラフルな衣装を着たモデルさんが、厳かな雰囲気漂う神社の中を歩き、そして魅せる。当日は雨でしたが、地域の方を中心にたくさんの方が見に集まっていました。
そんな「たふとむ」アップサイクルファッションショーが今年2025年も開催されることに!衣装や大道具の制作現場にお邪魔させていただきましたので、そちらの様子を一緒に「たふとむ」についてご紹介いたします。
「たふとむ」アップサイクルファッションショーが開催!

※「Tahutom(たふとむ)」アップサイクルファッションショー(2024年の様子)
「たふとむ」アップサイクルファッションショーが開催されるのは高知市山ノ端町にある「若一王子宮」という神社。とさでん上町四丁目駅から徒歩約10分の場所にあります。

※「Tahutom(たふとむ)」アップサイクルファッションショー(2024年の様子)
神社の飾り付けは最低限で、神社の中にあるスロープや小道をランウェイとしてモデルさん達が衣装を着て歩きます。

※「Tahutom(たふとむ)」アップサイクルファッションショー(2024年の様子)
昨年はファッションショー当日に見に行かせていただきました!「金魚」がテーマだったので、カラフルな衣装も多く、落ち着いた雰囲気の神社の中がとても華やいでいました。

※「Tahutom(たふとむ)」アップサイクルファッションショー(2024年の様子)
衣装は京都女子大学の生徒さんや小高坂地区を中心に活動する手芸サロン「兎姫(とき)」の皆さんがデザインから制作までを行っています。

※「Tahutom(たふとむ)」アップサイクルファッションショー(2024年の様子)
垂れ幕の制作ももちろん自分達で。手作り感あふれるファッションショーでした。
今年の「たふとむ」が行われるのは3月20日(水・祝)。テーマは「烏(からす)の結婚式」です。昨年がかなりカラフルなステージだったので、今年はがらりと雰囲気が変わりそうです!

提供:京都女子大学
本番も間近ということで、衣装もほとんど出来上がっている様子。当日のショーが楽しみです♪
主催は手芸サロン「兎姫(とき)」
「たふとむ」アップサイクルファッションショーを主催するのは、小高坂地区で活動している手芸サロン「兎姫(とき)」。「さき編み」という伝統技法を用いた作品作りをしており、今回のファッションショーを主催する他、高知市内で作品展を行うことも。制作活動には子供から大人が集まり、地域の交流の場にもなっています。
「兎姫」が用いる「さき編み」は「裂き編み」と言って、文字通り「裂いて」「編む」技法。使われなくなった古着や古布などを裂いて糸状にし、その糸を使って編み上げるというものです。諸説ありますが、江戸時代中期頃に東北地方で生まれた技法だとか。
この「さき編み」は廃棄予定だったものに手を加えて付加価値をつけた新しいものを作り出すというアップサイクルの考え方そのもの。普段の活動で使用する素材も、もう着なくなった服や着物などを使います。
衣装制作の見学をした日は、神社に飾り付ける垂れ幕制作をする日でもあったので、垂れ幕づくりにも参加させていただきました!
こちらは「たふとむ」で実際にモデルさんが着る衣装の1つ。かなり出来上がっているように見えますが、この日は仕上げ作業が行われていました。
衣装にボリュームを出すために白い端切れを1本1本丁寧に編み込んでいました。
そしてこちらは垂れ幕づくり。今年の垂れ幕は自分達で制作した消しゴムはんこを使って、垂れ幕に押していくそう。消しゴムはんこ作りとはんこの押印をお手伝いさせていただきました!
参加されていた方は高齢者の方も多かったですが、こうしたらいいんじゃないか、ああしたらいいんじゃないかといろいろと楽しくおしゃべりをしながら制作を楽しんでいました。一緒に作業をしていると元気をたくさん分けていただけます!
ショーの名前になっている「たふとむ」は、「尊む」、「尊ぶ」という意味を持つ古語。「たふとぶ」 、「たっとぶ」と表現することもあります。「うやまって大切にする」という意味を持つこの言葉から着想を得て「Tahutom(たふとむ)」という名前になったそう。
「町を、人を、思い出を ー尊むー」。若い頃に着た浴衣やお祭りがあった大好きな神社、近所のおじいさん、おばあさんの「おはよう」の挨拶など、日常にあふれていて、でも埋もれてしまっているような、そんな誰かの思いが詰まった日常の「尊さ」や「価値」を未来に繋げたいという思いが込められているそうです。「兎姫」の活動はこうした日常の「尊さ」を大切にしているんだなと感じました。
垂れ幕の完成まではご一緒できなかったので、どのような形で完成したか見るのが楽しみです。
「たふとむ」の開催は3月20日!
「たふとむ」アップサイクルファッションショーの開催は3月20日。高知市の天気予報によると天気は良さそう。興味のある方は足を運んでみてはいかがでしょうか?
2025年3月20日に「Tahutom(たふとむ)」アップサイクルファッションショーが開催される若一王子宮はこちら ↓↓